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2010/02/04

沖野会員の大迫力の油彩


メッツ絵画教室の小屋です。沖野会員の大迫力新作のご紹介です。メジチ像をイタリアの国旗の色彩で塗り分け、背景はローマの町並みというまさにイタリアンな作品です。そしてこの重厚なマティエールが素晴らしい。油彩画ならではの表現になりました。
 

メジチ像には眼球も描かれていて一層人間らしい表現になっています。丁寧に描かれた影の表情も綺麗ですね。立体感が素晴らしく出ました。髪の毛の盛り上げももはやレリーフのようです。
 

背景の町並みも重要な要素です。とても綺麗にまとまっています。メジチ像が町を見張っているかのようです。
 

背景もしっかりと計算されて絵具が乗せられているのが分かります。原色の使い方がとても良いですね。
 

首と胸の厚みを感じます。立体感のある首が画面全体を支える役割も担っております。立ち上がってくるようなサインもいいですね。これからも楽しい作品を描いて下さいね!

 

2010/01/27

東條会員の緻密な風景油彩


メッツ絵画教室の小屋です。東條会員の大変美しい風景画が完成致しました。とても空間が広くて、豊かな自然を感じる作品ですね。手前と奥の表現の差が絶妙ですので、空気遠近法まで感じ取れますね。枝や花の描写はとても緻密で、何時間も集中して描かれていました。
 

緑色の色幅が多いですね。地面の茶系色との関係も綺麗です。枝の太さも色々で、画面にリズムを与えております。カンヴァスの目もはっきりと出ています。
 

ピンクの花がこの作品に鮮やかな印象を持たせています。全体に流れるような空気を感じます。ますます多彩な作品制作が出来るようになってきた東條会員、これからの作品が楽しみですね!

 

2010/01/20

宮元会員の幻想的な静物油彩


メッツ絵画教室の小屋です。宮元会員が大変幻想的な静物油彩を完成させました。花瓶と花を中心に、空を魚が泳ぎます。シュールレアリスム的な表現と厚みと艶のある油彩絵具の表情がとても合っていますね。様々な模様の紙をコラージュしたのもセンスの良さを感じます。
 

空の色にも幅があって飽きの来ない表現になっています。丁寧に描いた魚の表情が楽しいですね。チューリップの茎も丁寧な描写で仕上げました。
 

それぞれの花の特徴を生かした作品になりました。とても伸びやかです。雲に隠れるようにコラージュした魚が見えるのも面白いですね。
 

厚いガラスの透明感が綺麗ですね。木目のある台もしっかり描きました。カンヴァスの目を生かして描写しました。
 

不思議な模様の魚が空を飛びます。空にも海にも見えるところがそのまま宮元会員の世界観になっていると思います。
 

まるで影のような魚です。紙に入っているマーブル模様が魚の様でもあり、影の様にも見させる手助けをしています。ますます表現が自由になってきた宮元会員の油彩作品、これからの展開が楽しみですね!

 

2010/01/13

本橋会員の初油彩画


メッツ絵画教室の小屋です。本橋会員が初の油彩を完成させました。色々な想いのこもった素直な作品だと思います。初めて触る画材に対する期待と不安がストレートに出ていて、本橋会員の気持ちが追体験できますね。シンプルなモチーフですが複雑な表現になっています。モチーフだけではなく影の形にも拘りました。


花瓶の質感、量感もしっかりと出ました。花瓶の模様を、実際の色とは異なる赤と青にして、バックとモチーフ台との調和を図ったのも良い工夫ですね。


絵具の厚みを出してリンゴらしさを表現しました。青い布との関係も綺麗ですね。蔕の描写も丁寧です。


バナナも、固有色である黄色にアレンジして、よりバナナらしく描けました。キャンバスの目も綺麗に出ています。


バックとモチーフ台も、たっぷり絵具を乗せて花瓶・リンゴ・バナナと同じように大切に描きました。画面全体をしっかり描く、という気持ちが強い事が分かりますね。新しい世界に挑戦を始めた本橋会員の今年の画面展開に期待したいと思います!

 

2010/01/05

丸山会員のセザンヌの手法による静物油彩


メッツ絵画教室の小屋です。2010年・新年第一弾は、丸山会員のセザンヌの手法による静物油彩です。モチーフ同士の関係がばらばらにならない様に注意し、全体感を統一して表現しました。深い空間が獲得出来ましたね。色彩もセザンヌ的にまとまったと思います。
 

グラス・天使・西洋梨が色彩的に響きあって、ハーモニーを奏でています。厚塗りの絵具の上に細かいハッチングを入れました。グラスの硬質な透明感も綺麗です。


向こう側にいる天使は空間に溶け込むように表現。それによって深い奥行が出ました。しかしバックもしっかりと主張して、古典と近代が合致したセザンヌ風の空間になりました。


白い布にもモチーフを暗示させる色彩が積極的に入ります。レンガやピーマンも色彩豊かに描けてよかったと思います。ピーマンそのものの奥行を出すのか、輪郭の面白さを出したいのか、もう少し明快になれば尚良いです。影の付け方にはもう一工夫欲しいですね。カンヴァスの目を上手く利用しています。サインもさりげないアクセントになっています。


天使の下半身、ハイライトの付け方が上手いので量感が出ました。絵具の厚みと色彩のハーモニーがとても魅力的な作品になりました。今年の丸山会員の画面展開に期待したいと思います。




丸山会員から今回の作品について感想を頂きましたのでここで掲載いたします。

「セザンヌが用いた技法で描くのが今回のテーマ。
ゼミの際に説明を受け、頭では分かっているようでいて、いざ画面に取り掛かってみると、いつのまにか普段通りの描き方になっていることに気づく、という繰り返しでした。
セザンヌ独特の落ち着いた色彩や、統一感のある空間を意識して仕上げるのにとても集中力を要しました。
布や影の部分にも、沢山の色味を入れて全体感を出す方法なども、自分で手を動かしてみて初めて見えてくるセザンヌの作品の魅力かもしれません。

『モチーフに近づくことと、良い画面を作ることは違う』

小屋先生が常々おっしゃり、私にとって最大の難問でもあるこの課題に、今回の作品を通して改めて取り組み始めることが出来た気がします。
楽々展までに、ご指摘頂いた点をもう少し修正できれば、と思います。」

とても明快な感想をありがとうございました。新たな課題を意識しながら、今年も頑張って頂けたらと思います!

 

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