沖野会員の大迫力の油彩
メッツ絵画教室の小屋です。沖野会員の大迫力新作のご紹介です。メジチ像をイタリアの国旗の色彩で塗り分け、背景はローマの町並みというまさにイタリアンな作品です。そしてこの重厚なマティエールが素晴らしい。油彩画ならではの表現になりました。
メジチ像には眼球も描かれていて一層人間らしい表現になっています。丁寧に描かれた影の表情も綺麗ですね。立体感が素晴らしく出ました。髪の毛の盛り上げももはやレリーフのようです。
背景の町並みも重要な要素です。とても綺麗にまとまっています。メジチ像が町を見張っているかのようです。
背景もしっかりと計算されて絵具が乗せられているのが分かります。原色の使い方がとても良いですね。
首と胸の厚みを感じます。立体感のある首が画面全体を支える役割も担っております。立ち上がってくるようなサインもいいですね。これからも楽しい作品を描いて下さいね!


「セザンヌが用いた技法で描くのが今回のテーマ。
ゼミの際に説明を受け、頭では分かっているようでいて、いざ画面に取り掛かってみると、いつのまにか普段通りの描き方になっていることに気づく、という繰り返しでした。
セザンヌ独特の落ち着いた色彩や、統一感のある空間を意識して仕上げるのにとても集中力を要しました。
布や影の部分にも、沢山の色味を入れて全体感を出す方法なども、自分で手を動かしてみて初めて見えてくるセザンヌの作品の魅力かもしれません。
『モチーフに近づくことと、良い画面を作ることは違う』
小屋先生が常々おっしゃり、私にとって最大の難問でもあるこの課題に、今回の作品を通して改めて取り組み始めることが出来た気がします。
楽々展までに、ご指摘頂いた点をもう少し修正できれば、と思います。」