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2008/03/26

長谷川(貴)会員の新作油彩画(F12)


メッツ絵画教室の小屋です。日曜日に通われている長谷川(貴)会員が新作の油彩画を完成させました。黒猫のオブジェと花・イチゴなどのモチーフですが、バックは室内の写真を見ながらの構成にしました。あったかくてパステルトーンの色味が魅力ですね。


丁寧に描かれた黒猫の表情にも好感が持てますね。バックの空の青ともよく合っています。


黒色の中に青やオレンジを差し込んで幅のある暗色に仕上げた黒猫の胴体です。キャンバスの目もいい感じで見えています。


透明なガラス花瓶に入ったガーベラです。名脇役です!。布の柄も程よい強さで主張していますね。


しっかりと絵具の乗った薔薇は見ていて気持ちがいいですね。オレンジと黄色の微妙な幅がよく現れていて水彩画的でもあります。花の構造の研究もこれから出来るといいと思います。


イチゴの発色もいいですね。一見単調ながらも画面の中では良好なポジションを保っています。


バックの窓の外の風景に見える灯台です。輪郭線を軽くだぶらせて、幻想的な雰囲気に仕上げています。もう長い間、メッツ絵画教室で油彩制作に取り組んでいる長谷川(貴)会員、だんだんと個性のある油彩画に発展してきました。これからも楽しみですね!

 

2008/03/22

大澤会員の新作油彩画・幻想的な世界です!

メッツ絵画教室の小屋です。今日は大澤会員の新作油彩画のご紹介です!


大澤会員の、幻想的な人形のモチーフが完成しました。空に浮かんだ人形と気球、飛行船が大空に夢を運びます。大変洗練された表現ですが、この絵には凄い工夫があります!その工夫とは・・・・?


このお人形の顔、オリジナルそのままではなく、大澤会員の愛娘のお顔になっているのです。可愛いですね!でもちゃんと人形らしい質感もあり、そこが流石のテクニックですね。見ていて何とも微笑ましい気分にさせてくれます。


服のレース、装飾の描写も綺麗です。バックの空も青、服も青系、見事に統一感がありますね。それでいて単調さはありません。足や靴も丁寧です。欲を言えば手をもう少し描きたかったですね。体の膨らみも自然に出ました。


原色の虹色の気球も夢を運びます。見ていてほのぼのとしますね。この作品の重要なアクセントになっています。


このようなモノクロームに近い色味の気球があるのも面白いですね。全てに色があるよりも、かえって画面全体の色彩を鮮やかに致します。先程の虹色気球が横ストライプなのに対してこちらは縦ストライプで、形態を対比させています。画面構成もよく熟考されています。


颯爽と突き進む飛行船。顔とか模様を描きたくなっちゃいますが(笑)シンプルなのがこの絵では生きてます。背景の青に絵具の厚みがあるので、この作品は完成度が高くなっています。流石の大澤会員の技術で描かれた幻想画、上手くまとまりました。次回、F20号の大作に挑戦のご予定です。楽しみですね!

 

2008/03/14

丸山会員の新作油彩画(F15)


メッツ絵画教室の小屋です。丸山会員の新作油彩画(F15)が完成しました。女の子の人形とクマのぬいぐるみ、鳥篭に入ったトルソのモチーフです。バックは自由な発想の元、自然現象を原色を生かして描き込みました。人形の持つ独特な雰囲気とよく合っていると思います。フォービスムゼミの経験も活かしています。F15号の大画面いっぱいにパワーがみなぎった素晴らしい作品ですね。今回丸山会員には、床座りで描いて頂きました。それによっていつもの「見下ろしの視点」から「見上げの視点」へと変化し、画面に動きが出ました。


人形の顔の描写は大変優れています。しっかりした描写で質感や表情を追求しながらも、その愛らしさは失われていないのがいいですね。瞳、鼻、唇、ほっぺたの細かい描写は実によくポイントを押さえています。髪の毛や帽子、帽子に付いているボタン、服やネックレスの描写も美しいです。


スカート・ソックス・革靴のバランスも綺麗ですね。スカートの裾の装飾もリアルです。台の布の模様の描写は必要最小限に抑えてしつこくなりすぎないように工夫しています。影の色も画面の配色を損なわないように考えられています。


人形を支える楕円の台は、思い切って羅針盤にしてみました。その工夫によって世界観が広がると思いませんか?記号としても面白いですね。方位磁石のモチーフは古典絵画の静物画などにもよく登場します。


人形の女の子によりそうふわふわした毛並みのクマ、その背後には炎が燃え、クマはその炎から逃げているかのようです。鳥籠の台座の金属、よく観察していますね。ちょっと古い感じがよく出ています。重量感がありますね。


鳥篭とトルソです。トルソにもう少しトルソらしさが出ればパーフェクトですね。金属の装飾表現は素晴らしいです。雷のような模様も画面に躍動感を与えています。赤と緑を上手く対比させつつ描写している部分に注目してください。


右上のバックですが、色自体に深みがある色彩を何層にも重ねて動きを表現しています。キャンバスの布目も魅力的ですね。色彩、表現共にますます自由自在になってきた丸山会員の油彩画、これからも見逃せませんね。

今回の制作に関して、ご本人から感想を頂いていますのでここで掲載いたします。
「今回は、フォービスムゼミの経験を活かして、『自由な色彩』をテーマに描き進めました。見上げ構図のため、モチーフ自体の迫力も出やすいので、その雰囲気を壊さないようにバックの色も選びました。

試行錯誤していくうち、だんだん炎や木々、雷といった『自然』のイメージが浮かび上がってきて、人形の持つ少し不気味なオーラともマッチしたのではないかな、と思います(笑)。いつもよりも質感表現の点でもこだわって描いてみました。

ただ、制作中、辛かったのが、足のしびれです…長時間地べた座りだったので、帰る頃にはいつもふらふらでした(笑)
とは言え、満足いく仕上がりになったので嬉しいです!

ご指導下さった小屋先生、小松原先生、ありがとうございました。」

丸山会員、お疲れ様でした!本当に質の高い、満足のいく作品になったと思います。飛躍の一枚、ですね!

 

2008/03/09

「翔展」終了しました。

メッツ絵画教室の小屋哲雄です。

井上画廊企画展「翔展-気を描く」は昨日、無事に終了いたしました。観に来て下さった方々、応援して下さった方々本当にありがとうございました。

色々な成果のあった有意義な一週間でありました。空気、気配、大気・・・いろいろな「気」があり、それを絵画化するにもいろんな方法があるんだな、と、そういう事も改めて考えましたね。抽象、具象を問わず・・・。無所属、団体を問わず。絵画の奥深さを改めて認識いたしました。

さて私の次の発表は2008年5月26日-31日の「画廊・宮坂」での個展です!!こちらもよろしくお願いします。

「翔展」を観に来てくれた丸山会員から感想を頂きましたので掲載させていただきますね。

「翔展、ゆっくり観させて頂いて、勉強になりました。観念的で分かりにくい抽象ではなく、より純粋なかたちで、観者に伝わりやすい表現を目指されている、との意図が、まさにその通りに伝わってくる作品でした。
先生の作品の持つ壮大なスケールは、大自然を描く具象をも凌ぎ、非現実的なパワーをみなぎらせているように感じました。
個展ごとに進化していく小屋先生ワールド、今後も楽しみにしています」

丸山会員、素晴らしい感想をありがとうございました!


「翔展」に於ける小屋哲雄作品展示風景。

 

2008/03/05

翔展、開催中です!

メッツ絵画教室の小屋です。只今、私は銀座の井上画廊にて開催中のグループ展「翔展」に出品しています。「気を描く」というテーマで選抜された抽象作家6人による展示はなかなか迫力があります。
私はF100号とF50号2点の合計3点の出品です。

昨日早速に水野会員が観て下さって感想を頂きましたのでご紹介致します。

「メッツのブログを拝見し、今日「翔展」を拝見してきました。
抽象の方ばかり6人の構成は統一感もあり、見応えがありました。

先生がもっとも誠実に、グループ展であっても、他の人々の作品と並べて展示せざるを得ない状況を超えて、ご自身を表現なさっていると 感じました。

また、先生の「都合良く合わせることに迎合せず、微妙に合わないもの と合わないものをぶつけることでエネルギーを表現する」テーマもよく 伝わってきました。具体的にはグレーに混ざった微妙な色味です。

ブラックとわずかにずれた色合いが先生の表現なのだろう、と拝察しま した。
抽象でありながら、遠近を表現なさる手法も今の先生のもうひとつのテーマではないか、と私は受け取っています。

その点も作品ごとに少しずつ程度を変えて、複数の作品を構成なさって いるのでしょう。」

水野会員、素晴らしい感想をありがとうございました!展示は8日土曜日までです。お時間あります方は是非ご覧下さい。

井上画廊の企画展「翔展」詳細はこちら

 

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