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2009年6月の記事一覧

2009年06月26日

第9回 楽々展 努力賞受賞作 大平会員の静物デッサン


メッツ絵画教室の小屋です。第9回 楽々展にて努力賞を受賞されました、大平会員の静物デッサンのご紹介です。この充実した画面をご覧下さい。隅々まで描ききって、隙の無い画面に仕上がっています。個々のモチーフの描写力に加えて画面の空間をしっかり意識したので見応えのある作品になりました。


卵の描写、大きなタッチを入れながらも質感が出ています。卵同士の位置感も見事です。籠も編み方をよく観察して、先端を描いたのがリアルですね。取っ手にかかる力加減も表現できました。


紅茶の赤い缶のロゴ、映り込む布の市松模様など、観察力が凄いです。中に入れたブルーベリーの枝、葉、実の細かい描き込みも良いですね。缶の蓋はもう少し金属の表情が欲しかったね。


敷いてある布に、なかなかこれだけの描写は出来ないですね。白黒の市松模様の特徴を捉えつつ、モチーフ台の張り、抵抗感が出ました。


そして、この力の入ったバックが素晴らしいです。油彩画乾燥棚の金属感やキャンバス、丸めて入っている画用紙を見事にモチーフとして利用しましたね。基礎デッサンを超えた「絵画表現としてのデッサン」の第一歩となる作品だと思います。

大平会員から感想文を頂きましたのでここでご紹介致します。

「今回はじめて楽々展に参加しまして、人に観ていただく機会にちょっぴり緊張しました。額装された皆さんの絵は、情熱的だったり、部屋に飾りたくなるようだったり、それぞれとても魅力的で見入ってしまいました。このような場があることは刺激にもなりますし、なにより、自分の絵を観ていただいて声をかけてもらう経験はこれからの絵の学びにプラスになるだろうと感じました。

僭越ながら努力賞をいただくことができました。とても嬉しかったです!これは毎週教室での小屋先生のご指導のおかげと感謝しております。『がんばれ』と言ってもらったと、これを励みにいつか素敵な絵を描けるように続けていきたいと思います。」

大平会員、素敵な感想文をありがとうございました。今回の受賞を励みに、また新たな気持ちで制作に打ち込んで下さいね!

2009年06月19日

第9回 楽々展 メッツ大賞受賞作 沖野会員の”BAR RYOMA”(油彩)


メッツ絵画教室の小屋です。それでは、第9回 楽々展 メッツ大賞受賞作 沖野会員の”BAR RYOMA”油彩画をご紹介します。非常に力強い画面です!坂本竜馬がバーのカウンターで一杯やっているという意外性、色彩の独特さ、画面全体に溢れるパワー、油絵具の質の魅力、バックに様々な要素を組み入れてもうるさくなく、しかもメッツ絵画教室のモチーフを積極的に利用している点などが高く評価された作品です。光の表現にも工夫が見られ、いかにもバーの空間であるのを演出しております。


酒に酔っているなら顔を赤くしそうなものですが照明を浴びて黄色くした所などに沖野会員の個性的なセンスを感じます。懐に入れた手や刀もリアルです。バックの「人生只有酒」も上手いアクセントですね!


竜馬の下半身、特に袴の部分は講評会の時、高岡校長先生より「もっと足が入っているように描きましょう。自分も袴を穿いてみて足がどうなるのか実感するとか」とご指摘がありました。色彩的には複雑でとても良いです。バックのカウンターの木の色や床の色の凝りに凝った表現をご覧下さい。


左のバックにはスポットライトを浴びたグラスや瓶、缶などが棚に並んでいます。実はこれらは殆どがメッツ絵画教室のモチーフです。竜馬が飲んでいるのは焼酎のようです。モチーフを大切にする姿勢も好感が持てます。


右のバックは帆船や広重の浮世絵、舵やビール、コーラです。竜馬にちなんでいるようでもあり、あまり関係が無いような感じもある微妙さが魅力のモチーフ達です。青がそれらのモチーフを引き立たせています。以前、丸山会員もやりましたが、浮世絵って油彩で描いてもなかなか面白くなりますね。


楽々展校長講評会で、作品について解説する沖野会員です。今回の受賞をバネにして、ますます質の高い絵を描かれるのを期待しています!

沖野会員よりメッツ大賞受賞及び楽々展についての感想文を頂きましたのでここで掲載いたします。
【先生方、会員の皆様、楽々展おつかれさまでした。
展示作品も多種多様で、いろいろな表現をみることができ、面白く参考になりました。
そして、この度は光栄にも、「BAR RYOMA」をメッツ大賞に選定していただき、
ありがとうございました。最高に嬉しく、今後の励みになります。
本作品を描くきっかけは、横浜に実在するバー「RYOMA」に、
会社の先輩に連れて行かれたことでした。坂本竜馬ファンが集う店です。
(因みにその先輩は高知県出身です。)
私は以前、小屋先生の「フォービズム」のゼミに参加した際、非常に面白いと思い、
「実際の色と全く違う色使いで、何か描きたいなぁ」と考えておりました。
そこで、「『RYOMA』に飾ってもらえるような絵を描こう。」と考え、楽々展までの完成を目指し、ド派手な坂本竜馬に挑戦するに至りました。
また、本作に着手しはじめた時期から、メッツの教室内に友人が増えました。
本作品を描くモチベーションを維持できたひとつの要因です。
先生方の「楽しみですね」の言葉もそうでした。
いろいろなことが、本作品を完成させる要素となりました。
メッツ大賞も実は、まわりの皆様のおかげだったのです。
今後も楽しんで描いていきたいと思います。会員の皆さん、お互い楽しく描きましょう。
お互い楽しんで“楽々”です。
ありがとうございました。】

2009年06月12日

第9回 楽々展 高岡校長先生講評会(展示室篇)と表彰式・懇親会(メッツ絵画教室にて)

メッツ絵画教室の小屋です。それでは、前回の記事に引き続きまして、「第9回 楽々展 高岡校長先生講評会(展示室篇)と表彰式・懇親会(教室にて)」の様子をご紹介します。展示室では主に水彩画作品と特別授業のコラージュゼミの展示、講師作品が飾られていました。


アメリカからやってきたジム・マリアンスキー会員の講評をする校長先生です。マリアンスキー会員の奥様が通訳に来て下さいましたのでスムーズに講評を進める事が出来ました。ありがとうございました!その繊細な水彩表現には、校長先生も感心されていました。

佐渡会員の水彩画を講評して頂きました。原色が豊かな水彩画で、タイトルも「母の詩」と、大変叙情的な題名です。その感覚を褒めて頂きました!


本橋会員(校長先生の右の女性)のコラージュ作品を講評して頂きました。その女性的なセンスと作品の完成度、紙や布だけではなくビーズや紐という立体的なものを貼るという積極性が高く評価されました。本橋会員は努力賞を受賞です!
本橋会員のコラージュ作品はこちら

横岳会員の水彩画の講評です。モチーフは佐渡会員と同じですがその表現方法がかなり違っています。横岳会員は柔らかい透明感のある水彩絵具を重ねて、微妙な色彩を作る達人でいらっしゃいます。その力量が余すところ無く発揮した作品に校長先生も興味を持たれた様です。


さて、校長先生の講評会の後はお楽しみの懇親会になりました。まずは各賞の表彰式です。校長先生から「メッツ大賞」を受け取る沖野会員です。本当におめでとうございます!
会員皆様とスタッフから大きな拍手が沸き起こりました。これを励みにますます制作を頑張って下さいね!


いつもとは違う、ムードたっぷりに照明を絞った教室で、会員様方が大いに盛り上がりました!中央にいる洲合会員に話かける亀尾会員です。
絵画の事だけでなく、音楽や映画、演劇、ファッションなどにまで話題は広範囲に及び、尽きる事はありません。

校長先生に本日の感想を熱く語る駒形会員です。校長先生もメッツの会員様の熱心さには感心しておられました。


左から、小板会員、大澤会員、二瓶会員です。二瓶会員は高校時代の画歴についてお話されていました。

マリアンスキー会員も人気の的でした。アメリカでの絵画活動について熱心に質問する会員さんです。


石黒会員と大岩講師です。どうすればもっと上達するか、石黒会員は大岩講師に具体的に質問されました。

左から、米山講師(背面)と語る東條会員、仲良くお話しする黒瀬会員と佐渡会員です。黒瀬会員はドイツ旅行に行かれたばかりで、その話題でも話が弾みました。

第9回 楽々展について、本橋会員から感想を頂きましたのでここで掲載いたします。

「楽々展、無事終わりましたね。お疲れ様でした。私も今回お手伝いさせていただいて、主催する側の大変さ、先生方のご苦労をちょっとだけですが知ることができました。
本当に大仕事なんですね。いろいろ勉強になりましたし、受付も撤収作業も楽しかったです。
今回あちこち宣伝した甲斐あって(笑)、両親を含め12名も見に来てくれました。皆から『楽しかった。また来年も楽しみにしている・・・』などと言ってもらえたのも嬉しかったですし、私の作品を見てもらいたいというより、美術館には行く機会がなくても、気軽に絵を見て楽しんでもらって、更に興味を持ってもらえたらなと思っていたので、そういう意味でもいい機会だったと思います。

それから沖野さんがメッツ大賞を受賞されたのも嬉しかったです。下絵の段階からからずっと制作過程を見ていたので私も感慨ひとしおでした。
そうでした!私も努力賞をいただいて本当にうれしかったです。今の私には何よりの励みになりました。
また、来

2009年06月08日

第9回 楽々展 高岡校長先生講評会(ギャラリー篇)


メッツ絵画教室の小屋です。「第9回 楽々展」も昨日6月7日に大盛況のうちに終了致しました。6日の土曜日は、高岡 徹校長先生の総合講評会があり、多数の会員さんが参加されて大いに盛り上がりました。それではまずはギャラリーでの講評会をご紹介します。宮元会員(左)の講評をする校長先生です。その独特な色使いをとても褒めて下さいました。宮元会員はの作品は見事入選となりました!

大平会員の講評風景です。発色のいい鉛筆デッサンを高く評価されました。大平会員も見事、努力賞受賞です!
松本会員(左)の講評です。かなり上から見下ろしたような視点が面白いデッサンだとコメントされました。
二瓶会員の丁寧な油彩画の講評です。昔、ご経験がおありなので基礎力がしっかりしています。そこを褒めて頂きました。
駒形会員(校長先生の右)の銅鐸のある静物油彩の講評です。銅鐸の深い緑とバックのピンク色の対比が面白いと言われました。
亀尾会員の講評です。写真資料を元に制作する場合の注意点について、とても参考になるお話が伺えました。
今回の「メッツ大賞」に輝いた沖野会員の油彩画を講評する校長先生です。沖野会員の笑顔をご覧下さい!その制作の苦労話にも校長先生のコメントを頂きました。
黒瀬会員の丁寧な静物油彩を講評される様子です。モチーフはメッツ絵画教室で、バックはご自宅で描かれるという積極的姿勢を評価して頂きました。
大澤会員の大作油彩を講評して頂きました。そのユニークな工夫に満ちた、完成度の高い作品には校長先生も驚かれました。
洲合会員の「あばたのウ゛ィーナス」グリザイユ油彩を講評して頂きました。まずデッサンを制作してからこの油彩を描いたという姿勢を褒めて頂きました。
小板会員(校長先生の右)の人形の油彩画を講評して下さいました。その微妙な色使いについてのお話がありました。
今回、校長賞を受賞した東条会員の油彩画の講評です。風景の中にご自分でアレンジされた鹿がとても生き生きしているとお褒め下さいました。
ご夫婦で楽しく通われている河口ご夫妻のパステル画を講評して頂きました。その技術の高さをコメントされました。ご主人の笑顔が良いですね!
山下会員の丁寧なチューリップを描いた鉛筆デッサンを講評して頂きました。女性的で丁寧なセンスが魅力の作品です。
ガラスの魚をデッサンした殿村会員の講評です。その迫力のある質感表現を褒めて頂きました。

次回は、展示室での講評会(会場のスペース・ゼロはギャラリーと展示室の2つがあります)の様子をご紹介しますね!

2009年06月01日

「小屋哲雄個展(Oギャラリー)」終了しました


メッツ絵画教室の小屋です。5月25日から31日まで銀座のOギャラリーで個展を開催致しました。メッツの会員様及びそのご家族・お友達の多数のご来場、誠にありがとうございました!この場をお借りして厚く御礼申し上げます。さて、この作品は両方ともM120号の大作です。左の作品が油彩、右の作品が油彩とアクリルの併用となっております。絵画で可能な新しい世界観を追求した作品です。


左からP80号、M30号、P80号です。黒と様々な色彩を対比させた作品です。少し「和の世界」も意識いたしました。


モノトーンで制作した作品です。左からF6号、F10号、F6号ですね。シンプルながらも深い内容を表現するように頑張りました。


こちらも黒が主体の作品と、黒と色彩の関係を追及した作品になります。左よりF10号、F4号、F8号です。F10号の絵は画像では分かりにくいですが、黒の面の中に微妙な空間を表出しております。


SSM(サムホールの正方形)の4連作です。このままでも良し、まとめると1つの大きな正方形になる作品です。


突き当たりの色が鮮やかな作品はM30号です。不定形の色彩とシャープな矩形を対比させた作品です。

1週間展示をし、本当に色々な方々と対話してこれからの制作方針が見えてまいりました。ありがとうございました!次回の個展もよろしくお願いします。

そして今週の6月5日(金)・6日(土)・7日(日)は会員皆様の「第9回 楽々展」ですね!まだまだ出品作品受付中です!よろしくお願い致します。

丸山会員より、個展の感想を頂きました。

「小屋先生、1週間の個展、お疲れ様でした。

これまでブラックとカラーの作品を交互に発表なさっていましたが、今回は両者の並置が試みられていて、明確なテーマを軸にした振り幅のある展示でしたね。

漆黒の中にも実に多様な「黒」の幅が存在し、その隙間から垣間見える鮮やかな色彩の世界が、奥に広がる空間をイメージさせる。
一見シンプルに見える画面の中にも、計算され尽くされた工夫がちりばめられていて、そのひとつひとつを発見していくのにワクワクしました。

ブラックとカラーがどちらも譲ることなく、緊張感を持って対立し合う作品に触れ、改めて抽象絵画の無限の可能性を見せつけられたように思いました。

今後の先生の制作も、楽しみにしています!」

丸山会員、うれしい感想をありがとうございました!これからもよろしくお願いします。

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