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2009年10月の記事一覧

2009年10月27日

植田会員のモダンで幻想的な木炭デッサン


メッツ絵画教室の小屋です。植田会員の幻想的な木炭デッサンが完成しました。マネキンの首を中心にしたモチーフですが、その一種異様な雰囲気と食卓のようなモチーフの関係が面白いです。バックには西洋の庭園をアレンジしました。風景から静物へと自然に繋がっているのが面白いですね。とてもモダンな表現です!


マネキンの表情や髪の毛の描写が大変達者です。舞っている花びらは布から発生していて、シュールレアリスム的な表現になっていますね。


背景の庭園です。淡く、綺麗な木炭の調子です。右下の花の鉢が庭にある様にも、台上の静物の1つにも見えます。風景と静物をつなぐポイントとして描かれているのが分かりますね。


食卓の瓶のラベル文字とグラスのハイライトは白のガッシュ(不透明水彩)で描かれています。花びらの輪郭もガッシュです。木炭とガッシュを組み合わせる技法は植田会員独特のものです。相当描写力がないと、白が浮いてしまいます。


スプーンとフォークの金属感も出ました。テーブルの質感を表現する為にMBM木炭紙の目を綺麗に出していますね。金属のハイライトにも白のガッシュが活躍しています。


布の桜模様は日本の伝統美を感じさせます。古今東西、色々な要素を入れながらもここまで纏め上げる技量は素晴らしいの一言です。今後の作品がとても楽しみです!期待しております。

2009年10月19日

セザンヌ・ゼミ大好評のうちに終了しました

メッツ絵画教室の小屋です。2009年10月18日(日)、セザンヌ・ゼミが終了致しました。ご参加の会員様ありがとうございました!2回目の授業では画面に絵具がのってきて、セザンヌ独特のタッチも出しやすくなりました。


計算された陰影とタッチが入って、かなりセザンヌ風の画面になってきた丸山会員です。バックにも色々な要素が加わって魅力が出てきましたね。

原色の魅力があふれる洲合会員の作品です。ここから古典的でおちついた色彩も入れていきたいですね。

曇り空のサント・ヴィクトワール山も面白いですね。静物と風景の大胆なコラボレーションに挑戦の亀尾会員です。

制作にスピード感のある辻会員のセザンヌです。F6の画面に大きな構図が入るのもセザンヌ的ですね。

合川会員は白を上手く使って明るい画面に仕上げていきます。厚みのある油絵具が空間を見やすくしていますね。バックのラフな筆のタッチもセザンヌ的です。

古典的セザンヌとも言える大澤会員の作品。セザンヌそのものの画面になってきました。バックの暗い影の入り方が素晴らしいです。もう少しセザンヌ・タッチを入れたいとご希望です!

セザンヌの図版を傍らに置いて挑戦の藤堂会員です。初めてのアクリル画で大胆な表現が出来ました。

モチーフの写真で陰影を見ながら制作する本橋会員です。工夫されていますね!初めてのアクリル画ですがとても健闘されています。

かなり個性が出てきた宮元会員のセザンヌです。絵具の厚みがセザンヌ的です。左右のバックの要素が面白いですね。

バックに山の図像を使った沖野会員の作品です。原色系が強いのが沖野会員の普段の作品の特徴でもあります。

ご参加のみなさん、大変集中して制作されました。セザンヌになりきっての制作です。

近代絵画の登場に立ち会うような刺激があったと思います。これからのそれぞれの作品に活きる事でしょう。


1つのモチーフをぐるりと囲んで描くのも新鮮で面白いと感想を頂きました。


最後は全体講評会になりました。会員様方のやりきった笑顔が嬉しいですね。

まだ、セザンヌ余韻が強く残っていらっしゃいます。講評会時に画面から離れて見ると自分の作品が客観的に観察できますね。

2回シリーズのセザンヌ・ゼミの成果が並びました!

それぞれ、個性的で魅力のあるセザンヌになったと思います。今後、人物画や風景画、もっと大きな画面の静物画でも是非セザンヌ絵画に挑戦していただきたいですね。

これから美術館などでセザンヌの絵画を鑑賞する時にも、今回のゼミの経験が活かせるのではないかと思います。まずは、損保ジャパン東郷青児美術館・常設展示のセザンヌ「りんごとナプキン」(1879-80)をご覧になって頂きたいです。

ご参加の本橋会員から感想を頂きました。

「2週に亘ってのセザンヌゼミ、本当にお疲れ様でした。
初めてのアクリルで勝手がわからず、思うようにできなくて出来はイマイチでしたが、とにかく面白かったです!
それから先生の講義はとてもわかりやすくて、知識が広がり勉強になるので、毎回参加できることをとても嬉しく思います。ありがとうございました。
来週からはいよいよ油絵に挑戦しますので、ご指導宜しくお願いします」

ご参加の丸山会員から感想を頂きました。

「セザンヌゼミにご参加の皆様、お疲れ様でした。
セザンヌの作品は、私たち日本人にとっては比較的馴染みも深く、美術館で目にする機会も多いでしょう。
しかし今回、実際に彼が何を狙い、どのようなテクニックで制作していたのか、という点を改めて聞き、作品に対する見方を新たにすることができました。
いざ描いてみると、セザンヌらしさを出す技法は簡単ではなく、ふと気づくと、ついいつもと同じような表現になってしまうことが、私の今回の反省点です。画面上での色彩の配置やタッチの入れ方には、かなり知的で計画的な配慮が必要で、そこの工夫が成功するとセザンヌの域に少しは近づけるのでしょうか。
おそらくこういった特別授業の時には、まずセザンヌ本人になりきる!そしてその後に自分らしさを出せる箇所を見つけていくやり方が、やはり勉強になるんですね。
もう一度セザンヌの図版を見た上で、講評会で先生から頂いたアドバイスを参考に、作品を仕上げていこうと思います。
小屋先生、ご指導どうもありがとうございました!」

本橋会員、丸山会員、嬉しい感想をありがとうございました。このセザンヌ・ゼミ経験を元に、ますます自己の絵画表現を深めていって下さいね!!

2009年10月13日

小松原・米山講師の「ティーポットと果物」を描く特別講習会

今日は月曜日担当講師小松原と米山です。
9月28日月曜日と10月12日月曜日との2回の受講を使用してノリタケ磁器ポットと秋の味覚ブドウ、リンゴの果物、他を鉛筆、水彩画で描く企画講習会を行いました。
今回の企画講習に参加されました会員さまの中から、吉岡あゆみ会員と谷口雄一会員の鉛筆画をピックアップしてご紹介させていただきます。

講習会風景

吉岡あゆみ会員作品

展示モチーフが多数ある中で、自身の目線の中に入るモチーフをF6サイズの画面の中に上手に納めた感じです。
画面上部のブドウの処理は問題ないのですが左下のパンはもう少し形をしっかりと描きこんでもらえば画面がより安定したものとなったと思います。
又、ポットをもっと描き込むとその存在感が増し、全体がしっかりしたものとなったと思います。
このようにモチーフが多数ある場合は何を中心モチーフにするかを決めそれを中心に関連モチーフを描いていくことを心掛けてください。

小松原 明子 評

三谷 雄一会員作品

画面右上から入ってくる光の感じをとても良くとらえ描いているので、縦に使用した
F6画面内の空間の広がりがより一層感じられる作品になりました。
果物は良く描き込んであり、特にリンゴは存在感をとても感じます。
それに対しポットがあっさりしすぎ磁器で作られた感じがしません。
今回の企画に参加された会員さまのほとんどの方が三谷会員さまと同じように磁器のポットをしっかりとらえてその特徴を上手に出すことが少々苦手のように思われました。
布のテクスチャーや影の描き方はよく観察して描かれており、しっかりと台の上に敷かれた布である事をアピールしています。
先にも述べた右上から光の射す感じが布の影でより強調されたものとなっています。
ポットにもう少し時間を掛け描き込んで頂ければ、全体が迫力のある画面になったと思います。

米山 かの子 評

2009年10月13日

2009年10月11日、『セザンヌ・ゼミ』が開催されました!!(第1回目の様子)


メッツ絵画教室の小屋です。2009年10月11日「セザンヌ・ゼミ」第1回目が開催されました!多数のご参加誠にありがとうございました。

まず、冒頭、資料を元にセザンヌの技法についてレクチャーし、その後「セザンヌ・モチーフ」5つの中から選んで頂き制作開始です。今回技法は油彩画・アクリル画・水彩画の中から選んで頂き、大きさはF6もしくはF4です。F6に人気が集まりました。


上手くセザンヌ的にモチーフを捉える佐野会員です。色彩が美しいですね。


ややフォービズム的になった宮元会員。ここからがいよいよセザンヌです!


本橋会員はアクリルで挑戦しました。全体感を大切にじっくりと進めます。


セザンヌになりきった表現になっていく大澤会員(左)と、アクリル画で挑戦の藤堂会員(右)です。


「モチーフE」はみなさんで囲んでの表現です。金嶋会員が初の油彩で挑戦してくれました。その左、亀尾会員はバックにセザンヌが得意とした「サント・ヴィクトワール山」を入れてみました。


久々の油彩画の合川会員(左)と、水彩で挑戦の松本会員(右)です。合川会員上手くセザンヌになりそうですね!松本会員の色彩、大変デリケートです。


丸山会員はイエローオーカーとウルトラマリンを大胆に使って描きすすめています。絵具に厚みが出始めました。


洲合会員は色々模索しながら描いています。なかなか面白い構図ですね。


辻会員、スピードがありますね!速いです。その奥の富田会員も頑張っています!

ご参加のみなさん、次週どのように仕上がっていくかとても楽しみですね!

2009年10月12日

セザンヌ・ゼミが開催されました・モチーフ篇(ご参加の会員様へ)

メッツ絵画教室の小屋です。2009年10月11日「セザンヌ・ゼミ」第一回目が開催されました!多数のご参加誠にありがとうございました。

まずは今回用意いたしました5つの「セザンヌ・モチーフ」をご紹介致します。ご参加の会員様方、プリントアウト等されて今後の制作の参考にして頂けたらと思います。

ご自分が描いているモチーフとは別のモチーフの要素を取り入れるのも面白いですね!

また、バックの参考に、サント・ヴィクトワール山画像とセザンヌのサント・ヴィクトワール山油彩画も掲載いたします。よろしくお願い致します。


モチーフA


モチーフB


モチーフC


モチーフD


モチーフE (その1)


モチーフE (その2)その1の逆側から見ています。


参考:サント・ヴィクトワール山


参考:ポール・セザンヌ「サント・ヴィクトワール山」油彩画

2009年10月10日

セザンヌ・ゼミ開催間近!


メッツ絵画教室の小屋です。いよいよ、セザンヌゼミの開催が近づいて参りましたが、それに先立って制作された丸山会員と大澤会員のセザンヌ風絵画(油彩)をご紹介します。

こちらは丸山会員の作品です。重厚な油絵具の厚みとタッチがセザンヌ的ですね。全体的にウルトラマリンを上手く使って量感を表現しています。


西洋梨もお皿も布も、ある程度均一なタッチが入っています。そのタッチが見る物に統一感を与えます。赤の使い方も大胆です。


リンゴとキーウィも、同じような丸い形の果物ですがその特徴を捉えながらセザンヌ的に表現しました。リンゴのハイライトも効いています。サインも良いアクセントになっていますね。


大澤会員の描かれたセザンヌ風肖像画です。ブルーとイエローを主に使って人物を表現しました。人物とバックに入っているタッチに空間的な方向性があるので、深みのある作品になりました。

髪の毛の色も綺麗ですね。

さあ、あなたもセザンヌの絵画にトライしてみよう!

2009年10月02日

2009年10月11日(日)・18日(日)午後Bクラスにて『セザンヌ・ゼミ』を開催します!

メッツ絵画教室の小屋です。

2009年10月11日(日)・18日(日)の午後Bクラス(16:30-19:00)の時間を使って

「特別ゼミ・セザンヌの技法で絵画を描こう」を開催します。「近代絵画の父」と言われるセザンヌの見方・技法で絵画を描いてみませんか?
ふるってご参加下さい!

油彩・アクリル・水彩絵具で制作できます。お好きな画材を選んで下さい。
大きさはどの技法でもF6以下F4以上と致します。

【セザンヌの静物画の例】

(授業予定)
☆10月11日(日)
16:30-17:00 セザンヌの技法・モチーフの観察方法の説明
17:00-19:00 実技1

☆10月19日(日)
16:30-18:30 実技2
18:30-18:50 講評会

参加費:受講2回分+参加費1050円+資料代315円。
(参加費は申し込み時にお支払い下さい)

用意するもの:油彩道具一式・アクリル画道具一式・水彩画道具一式のお好きなもの。
支持体:キャンバス、ボード、水彩紙、画用紙など。
(画材などよく分からない方はご相談下さい。)

担当講師 : 小屋哲雄 (質問等は水曜日・日曜日にメッツ絵画教室の小屋までお願い致します)

お申込みは講師又は事務局までお願いします。
☆10月11日(日)・18日(日)午後Bクラス一般の授業はお休みになります。

よろしくお願いします。会員皆様のご参加お待ちしています!

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