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2011年11月の記事一覧

2011年11月29日

企画講習会「水性木版で年賀状」を作る

今年も後わずかとなりましたが教室会員の皆にはお元気で腕をふるって制作の事と思います。
このたび銀座教室の佐竹講師が、来年の年賀状をオリジナル木版画で制作しませんかと、木版画の制作講習会を企画開催しましたのでここに紹介いたします。
 
今年は銀座教室のみの開催でしたが、来年は年賀状用木版画はもとより、風景などの木版画制作も入れました講習会を、佐竹講師指導のもとに新宿教室でも開催したいと思います。
 
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今日は銀座教室の講師を務めております佐竹です。
 
去る11月14日、月曜日午後クラスでは企画講座「水性木版で年賀状」を開催致しました。9名の会員の皆様にご参加いただけ、素晴らしい手作りの木版画年賀状が完成しました。
講座では、水性木版の制作方法について、プロセスを追って、道具の使い方、彫り方、摺り方など、デモンストレーションを交えてご紹介致しました。
はじめに、木版画の特性や歴史について、参考作品を紹介しながら理解を深めていただきました。年賀状の原画は教室で準備のイラストから、あるいはデザインをお持ちになられた会員様もいらっしゃいました。
 

右手前から安井会員、矢野会員、佐竹講師、左手前は田井会員、奥に槇峯会員、加藤会員です。導入では江戸時代の浮世絵から現代作家の作品まで、木版画をはじめ様々な版画を紹介しました。
 

いよいよ制作に入ります。木版画は版木に反転した像を彫らなければならないため、版木に、レイアウトを決めた原稿をラッカーシンナーで転写します。
 

転写が終わった版木を彫ってゆきます。彫刻刀の基本的な使い方を学んで、さっそく作業開始です。
 

田井会員の彫りの様子です。まずはアウトラインを彫ります。細かな作業ですが、ラインがとてもきれいに彫られています。
 

渡辺会員は北欧風のドラゴンのイラストです。版木を回転しながら巧みに彫り進めてゆきます。
 

斎藤会員は年賀状を毎年木版画で制作されているそうです。さすが作業も早く的確ですね。
 

アウトラインを彫った後、「さらい」と呼ばれる余分な箇所を削る作業に移ります。矢野会員のさらいの様子です。慣れるにつれ早く深く彫れるようになってきましたね。力強く、かつ丁寧です。
 

右手前から池野会員、上田会員、左手前は斎藤会員、奥に渡辺会員です。木版画の制作は彫る作業に大変に手間がかかりますが、皆様、新鮮な気持ちで夢中で制作されています。
 

加藤会員は余白の部分を細い丸刀で浅く削いでいます。彫り跡を活かした摺り上がりが期待されます。
 

槇峯会員の彫り終えた版木と原稿です。複雑なチャイニーズ・ドラゴンのイラストですが、頑張りました!とてもよく彫れていますね。版木の彫りが終え、いよいよ摺りに入ります。
 

木版画の摺りでは版木、紙ともに湿らせておくことが重要です。適度に水分を含んだ和紙は摺り込むことで、水彩絵の具を吸い上げ、染めにも似た効果があります。
摺りのデモンストレーションの様子です。摺りは手加減匙加減で多彩に変化します。中でも浮世絵に多く見られる「ぼかし摺り」は特徴的です。水性木版の真骨頂とでも呼ぶべき「一文字ぼかし」が使われています。
 

摺りには独特の道具を使います。版面に絵の具をのせる筆「はこび」、絵の具と糊を混ぜるための「丸刷毛」「手刷毛」、摺りは竹皮製の「ばれん」を用います。
それぞれ江戸時代から継承されてきた日本独自の道具です。槇峯会員の作業の様子です。はこびで絵の具を版面に置きます。3色のグラデーション「付合せぼかし」にチャレンジです。
 

安井会員は丸刷毛と手刷毛を使って、版面に水彩絵の具と糊を混ぜています。絵の具を版面へ均一にのばすこと、摺りの際にはきちんと見当に合わせて、紙をセットすることが重要になります
 

矢野会員はスポンジを使った「あてなしぼかし」。現代的な手法ですが、細かな色の変化に有効です。
 

矢野会員の完成作品です。繊細なグラデーションが美しい、「一版多色摺り」の水性木版画年賀状が仕上がりました。
 

田井会員の作品は空間がユニークです。「彫りぼかし」の空が、シュールレアリスムの絵画の様です。
 

安井会員は重ね摺りによって、ドラゴンの深い緑がよく出ています。赤のアクセントが効いていますね。
 

槇峯会員は様々なカラーバリエーションを作成されました。色違いの作品を多数作ることができるのも、版画の利点ですね。
 

加藤会員は背景の彫り跡の効果が活きています。淡い紫色と力強い彫りが木版ならではの表情を生み出していますね。
 

斎藤会員の作品は木目まできっちりと摺られています。摺りには、しっかりと圧力を加える潰し摺り「ベタ摺り」、水分の多い絵の具に、柔らかい圧力で摺る「ゴマ摺り」など、様々な手法があります。
木目を摺りとるには、強い圧力と少量の絵の具をのばすテクニックが必要ですが、とても巧みに仕上がりました。
 

上田会員は枚数も多く摺られました。淡く美しい潰し摺りです。画面の中心から少しずらした余白には、メッセージが書き込まれるとのこと。アイデアですね。
 

渡辺会員は刷毛で描くように彩色しています。筆致の勢いとグラデーションがとてもバランスよく配置されています。絵画的ですね。中央のオレンジも効果的です。
 

池野会員は木版画で摺った後、ご自身で用意されたゴム印で謹賀新年とバラのスタンプを入れました。
 

完成作品です。スタンプとの併用で構図も絶妙な素晴らしい作品となりました。落款も素敵です。きっと、いただいた方は大変喜ばれますね!初めての木版画講座でしたが、皆様、大変な集中力と持久力を持って、年賀状の制作に取り組まれました。贈り主の変わらず元気な様子をも伝えてくれる手作りの木版画年賀状。講座を終えて是非、ご自宅でもチャレンジしていただければと思います。
 
佐竹講師、山本講師

2011年11月28日

2011.11.9 天王洲アイルでのスケッチ大会


メッツ絵画教室主任講師の小屋です。今年最後のスケッチは天王洲にて行います。今回少人数でアットホームな雰囲気です。今日も一日頑張りましょう。
 

橋を描く稲葉会員、落ち葉も入れて秋らしさをどう演出するか考えながら進めていきます。
 

橋の奥行きを表現するには正確なパースを描く力が大切です
 

飯島会員は天王洲アイルのオフィスビル街にチャレンジ!
 

階段や窓など複雑ですが全体感が成功のカギとなりますね
 

花と街灯を手前に入れ、建物をバランスよく構図に収める大澤会員
 

白い建物はスタジオでしょうか?オレンジの花が映えますね
 

大きなモニュメントをメインに選んだ佐藤会員、背景との関係をどう描くのか楽しみです。
 

大澤会員がお弁当を作ってくれました!みんなでお弁当を囲んでピクニック気分です。
 

お赤飯、コロッケ、唐揚げ、デザートの大学芋、そしてワインにチーズを用意していただきました。おいしそうですね。
 

寒い外の中、ほんの少しワインを飲んで体が温まりました。料理のレシピなど楽しい会話がつきません。
 

飯島会員、稲葉会員が温かいコーヒーを差し入れして下さいました。ありがとうございます。
 

大澤会員の温かいおもてなしのおかげで楽しいランチタイムを過ごせました。
 

午後の制作スタートです。運河にボートが進んで行くのが見えてきます。
 

屋形舟です。風景を眺め絵を描きながら色々と想像するのは楽しみの一つですね。
 

渡り鳥のユリカモメです。どこから渡ってきたのでしょうか。とてもかわいいですね。
 

大澤会員、ユリカモメに餌をやります。直接手で食べるまでなついてました。
 

ふれあい橋にこのようなレリーフがありました。ユリカモメは品川の鳥なんですね。
 

天王洲のボートウォークは地元の方の憩いの場でもありますね。
 

背景から色塗りを進める佐藤会員。モニュメントの色の濃さを考えています。
 

空間に納まる調和のとれたバランスを計算しながら仕上げ段階まで進めていきます。
 

稲葉会員ラストスパートです。完成度を確かめながら進めていきます。
 

天王洲アイル側から見た制作中の飯島会員。運河を挟んで建物の大きさが分かります。
 

建物のスケール感が出てますね。運河が画面の下に構成されているので安定感があります。
 

佐藤会員、モニュメントの色を塗りました。地面のタイルの青色も調和がとれました。
 

稲葉会員完成です。パースがしっかり取れていますね。
 

制作おつかれさまでした!では講評会を始めます。
 

同じ場所とは思えないほど4人それぞれ違う風景画となりました。
 

飯島会員、ビル街の中に赤いパラソルが映えますね。
 

稲葉会員、手前の濃い色が空間の前後感を出すのに成功していますね。
 

佐藤会員は手すりの奥にある水面部分の白が目立つので色をのせることで奥行きが更にでるとのアドバイスです。
 

大澤会員は建物を何度も書き直した甲斐があり立体感がでました。縦構図の配置バランスがとてもよいですね。
 

山本講師と集合写真です。今年は風景スケッチ技法講座を4回に分けて行い、様々な場所に出かけました。来年のスケッチ企画も是非楽しみにしていて下さい。

2011年11月24日

江口講師の個展ご案内

教室で火曜日と土曜日の指導を担当しております
江口講師が12月11日(日)から24日(土)迄
世田谷区太子堂に有ります ガルリアッシュ で
「A Storyteller」のテーマで個展を開催いたします。
会員の皆さまには、お時間がございましたなら
是非ご観覧いただければ幸いです。
本人は開期中の土、日曜日は会場におります。
 

 

 
画廊案内はこちら

2011年11月20日

神代植物園スケッチ会―バラを描く―

10月、11月はメッツ絵画教室として個々の講師が屋外写生会を頻繁に開催します。
今回は11月5日土曜日に調布市に有ります都立神代植物園内の秋バラを写生して頂く為、江口講師が企画しましたバラを描く写生会の報告です。
 

 

指導担当の江口講師と当日参加の会員の皆さま
 
火曜日・土曜日を担当しております講師の江口です。
11月5日、主に土曜日に制作をなさっています会員さん対象に屋外写生会を開催しました。
今回神代植物園(調布)のスケッチ会に集まって下さいました会員さんは8名。
あいにくと曇り空でしたが、気温は高く光がどぎつくないのでよいスケッチ日和となりました。
 

 

深みのある赤いバラもがとてもリッチに感じました
 
メインの場所として、バラ園と大温室がみえるところで自由に描いていただきました。
 

丸山会員、バラ園内の全体をより安定した位置から写生です。
 

バラ苑外の芝生から、バラ園全体をスケッチの高橋(大)会員。
 

三國会員はバラ園内で詳細にバラを写生です。
 

大月会員もバラ園内の通路を挟んでの写生です。
 

彦坂会員。しっかりとバラを観察し丁寧に描き表しています。
 

田中会員もよりバラに接近し花弁をより詳細に写生です。
 

宮本会員もバラ苑全体を安定した位置から写生です。
 

植物園内の雑木林の写生ポイントを求めて
 
秋バラは大変見事でありましたし、その裏の雑木林も素朴でよいモチーフだったので、みなさん一枚しっかり描かれる方、あちこち興味あるものを探して数枚描かれる方様々でした。
普段の教室の限られた空間と違って解放感にひたっていただけたと思います。
 
お昼は芝生で食べる方と深大寺そばが有名な場所でしたので、そちらに行く方々とにわかれ、交流をとられていました。
 
4:00頃に再集合してミニ講評会をして、みなさんの作品の寸評をいたしました。一輪のバラをしっかりかかれる方や、大きなバラ園の雰囲気や空間をかかれる方、デッサン、水彩、クレヨン、ペンと多彩な画材で、気持ちよさの伝わる作品が描けておりました。
 

植物園の入り口には秋から冬にかけての菊の花が見事に咲いてました。
 
また違った場所でみなさんで交流とりながらスケッチしたいですね。
 

2011年11月11日

ムービングのあるクロッキー人物画


メッツ絵画教室主任講師の小屋です。11月の人物画は男性クロッキー、ムービングポーズ付を行いました。ムービングとはポーズ中にゆっくりと動いて頂く特殊なポーズで、熟練のモデルさんでなければやりにくいものです。今回、その新鮮さにご参加の会員様方も驚かれていました。13名の会員様の参加で盛り上がりました。
 

モデルさんを囲んでのクロッキーです。
 

ゆっくりとした動きのムービングポーズのスタートです。時間は10分です。
 

日本独特の、ゆったりとし舞踏のようです。
 

モデルさんを見るというより、モデルさんの動きの残像をどんどん紙に描いていく感じですね。
 

講評会です。今日の力作が並びました。それぞれに感想も語って頂きました。
 

「難しかったけど面白かった、勉強になった」という声が多く聞かれました。
 

マリアンスキーさんのムービングクロッキーです。的確に動きを捕まえられました。
 

ご本人もとても満足され、ポーズが終わったときには「ブラボー!!」と拍手されました。
 

絵としてもとても魅力的なものに仕上がっています。
 

座っている感じがよく出たクロッキーです。
 

バックもしっかり描いた作品です。状況が分かりやすいです。
 

パステルで軽く着色した作品。色の乗せ方が綺麗ですね。
 

座りポーズのクロッキーも色のバランスが魅力的です。
 

肩の筋肉を表現した線がとても力強いですね。
 

勢いのあるムービングポーズのクロッキーです。手足の表現にご注目下さい。
 

まるで武士のような緊張感を感じるクロッキー。
 

堂々と正面から捕らえました。顔の表情もいいです。
 

瞑想するようなポーズを描きました。線に色々な表情があって良いですね。
 

同じポーズの背面です。
 

このぐらい調子が付いても迫力が出ますね。
 

こちらもデッサンでも通用するくらいどんどん調子をつけました。体は調子を乗せて浴衣は線的に表現するという差が面白いです。
 

木炭でグイグイと描いた力強い作品。バックの黒が効いています。
 

バステルでバックに茶系色を乗せました。空間が綺麗な作品です。
 
 
次回の人物画コースは12月4日(日)になります。女性コスチュームクロッキーを予定しています。皆様のご参加お待ちしています!

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